ショッピング広告改善事例。商品画像の変更で費用対効果が1.5倍に

主にGoogle検索結果の最上部に表示されるショッピング広告は
年々存在感を増しており、検索連動型広告に割いていた予算を
ショッピング広告に投下しているアカウントも多いのではないでしょうか。

admarketechさんが記事で紹介されている通り、
既に先進国アメリカ(の小売業界)では
検索連動型広告の予算の 76.4% がショッピング広告に費やされています。

参考:ショッピング広告の安定成長と、アマゾンAMSの急伸 〜Eコマース向け運用型広告は2強時代へ

弊社のクライアント様でも、ショッピング広告にかける予算は
年々増加傾向にあり、今や無くてはならない広告フォーマットの一つです。

しかしながら、検索連動型広告と比べてショッピング広告はブラックボックスの部分が多いため、
ノウハウや事例が少なく(著者の感覚値)、試行錯誤しながら運用されている方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ショッピング広告の具体的な改善事例ということで
弊社のクライアント様で実施した商品画像(image_link [商品画像リンク])の変更による改善事例をご紹介します。

ビジネス詳細
販売商品:家具のECサイト
対象顧客:toC
目標:購入

改善前
特定の商品が、コンバージョンするものの費用対効果が悪いことが問題でした。

改善案
商品画像内に、収益に繋がっているカラーを目立つようにレイアウトを変更しました。
理由は、対象商品についてアクセス解析を行ったところ、この商品は特定のカラー(柄)が突出して収益に繋がっていることが分かったためです。

改善後
詳細なデータの開示できませんが、商品画像変更前と比べクリック率・費用対効果が改善することが出来ました。
クリック率・費用対効果が改善された要因として
商品画像内に売れ筋商品を目立たせたことで、売れ筋商品にマッチする流入が増加したことが考えられます。

まとめ
ご紹介した今回の事例の通り、商品画像の変更はインパクトが期待できる施策の一つです。
(タイトルの変更、入札戦略の変更などもインパクトのある施策ですが、今回は割愛します)

ただ、全ての商品で実施することはなかなか骨の折れる作業ですので、
インパクトの大きいところから少しずつ改善を行うことをお勧めします。

基幹システムからフィードを自動生成している場合、画像変更が行いにくい場合もありますが、
ツールやプログラムなどを活用することで商品画像は容易に変更することも可能です。
商品画像の改善を行い、ショッピング広告の成果を上げましょう。