マーケティングやビジネスで利用できる法則5選!

こんにちは。マーケターの八田です。

世の中には「〇〇の法則」や「〇〇理論」、「〇〇効果」などの名前のついた言葉がたくさんあります。
あちこちに散見されるのでカオスです。
ですがそれぞれうまく使うことができれば強力な効果を発揮したりするので勉強する価値は大いにあります。

今回はビジネスやマーケティングで使うことができる法則や理論を5つご紹介させていただきます。

パーキンソンの法則 第1の法則

パーキンソンの法則は第1・第2の法則があり、仕事をする上で応用できるのは第1の法則です。
内容は下記になります。
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」

例を出すとすれば会議ですかね。
「〇〇の件で2時間会議します。」となった場合に、1時間くらいで結論が出ていたとしても結局は2時間会議をしてしまいます
これは結構あるあるだと思います。

解決方法はあらかじめゴールを定めておき、ゴールに辿り着いたなら終了することを徹底することです。

パレートの法則

パレートの法則とは、「全体のうちの大多数(8割)を一部(2割)が占めている」というもの。
「80:20の法則」と呼ばれることもあります。

例としては

  • 売上の8割は全体の2割のお客様が生み出している
  • アプリにおいて、8割の人は全体の20%の機能しか利用していない
  • 会社の売上の8割を出しているのは、2割の社員
  • Webページは、2割のページが8割のアクセスを集めている

など、さまざまなことに当てはまります。

このことを理解すると、どこにリソースを投下すると効率的ということを意識できるようになります。

カリギュラ効果

カリギュラ効果とは、禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことをいいます。
語源は、映画「カリギュラ」が過激な内容のため公開禁止になったことで、逆に注目されたことだとされています。

これはダチョウ倶楽部の「押すなよ!絶対に押すなよ!」が有名ではないでしょうか。
こんな事言われたら誰でも押したくなります笑

商品の広告文などでカリギュラ効果を利用すると効果的です。

ピーク・エンドの法則

ピーク・エンドの法則とは、「人は、ほとんどの経験をピーク(最良、最悪)とエンド(終わり方)によって判断している」という理論です。
終わりよければすべてよしという言葉がありますが、まさにピークエンドの法則のことを表しています。

たとえば、今まで見たことのある映画や本のことを思い出してみてください。
おもしろいと絶賛できるような物語はここ一番というところで盛り上がり、終わり方がきれいではありませんか?
逆におもしろくないと感じた物語は盛り上がりに欠け、終わり方も曖昧だったりすっきりしないような終わり方ではありませんか?

ピーク・エンドの法則はプレゼンの場面でとくに重宝します。
ここ一番というスライドとプレゼンの締め方・まとめに注力すれば、そのほかの部分が多少拙くても好感触を得ることができます。

プロスペクト理論

プロスペクト理論とは「人間は損失回避のためなら非合理的な判断を下す」ことを表す理論となっています。
具体的に言うなれば「利益が得られる場面ではより確実性の高いものを、損害がでる場面では最大限回避することを優先して判断する」という心理を理論にしたものです。

利益が得られる選択の場合

たとえばですが、次のような状況になった場合にあなたはどちらを選択しますか?
A: 確実に20万円もらえる
B: 50%の確率で50万円もらえる。

この場合は多くの人がAを選択します。
50%の確率でもらえないより確実にもらえるほうがいいと感じるからです。

ですが、合理的に考えた場合はBのほうがとくです。
期待値を算出するとわかりやすいですが、
Aの期待値は20。
Bの期待値は25になります。
期待値は高いほうがとくなので、結果的にBのほうが合理的な選択になります。

損失がでる選択の場合

では、次の場合はどちらを選択しますか?
A: 確実に20万円払う。
B: 50%の確率で50万円払う。

この条件ですと、今度はBを選ぶ人が多いです。
人は50%の確率で損をしないBのほうがいいと感じるからです。

この場合はAを選択したほうが合理的です。
期待値は、
Aが-20。
Bが-25となります。
Aのほうが期待値が高いので、Aを選択したほうがいい選択を言えます。

プロスペクト理論は日々選択をしていく中で役に立つ知識になります。
自分の感覚に頼らず合理的に判断を下し、自分や組織にとってよい選択していきましょう。

また、マーケティングにも応用できます。
「〇〇を食べると痩せやすくなります」と謳うのではなく、「〇〇を食べないと太ったままですよ」としたほうが反応がいいです。
これは損失を回避しようとする心理を突いているからです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今すぐにでも仕事に使える内容をご紹介させていただきました。

この記事をご覧いただいた方がそれぞれを上手く使って成果を残すことができれば幸いです。

本当に世の中にはいろいろな法則や理論があります。
ぜひご自分でお調べになってさまざまなことに応用していってください!

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。