スポンサードサーチ、クイックリンクオプションが4本から6本へ
先日、Yahoo!スポンサードサーチのクイックリンクオプションの表示数増加のアップデートが発表されました。
具体的には、スマートフォンの場合は2本から4本への増加。PCは4本から6本へと増えました。
クイックリンクオプション数増加で期待できる効果
このアップデートにより、これまで以上に広告の視認領域が広くなるためクリック率向上が期待できます。
Yahoo!が提供している資料では、クイックリンクオプションを6本以上追加した場合
クリック率がPCは約1.4倍、スマートフォンは約1.6倍向上した事例もあるようで、メリットしかありません。
ただ、6本以上設定しても必ずしも最大クイックリンクオプション数が表示されない…
注意点としては、必ずしも最大クイックリンクオプション数が表示されないという点です。
理由は、最大クイックリンクオプション数が表示される条件は
①広告が1位掲載されている
②広告の品質が一定基準を超えている
の2つを満たす場合に限られるためです。
「①広告が1位掲載されている」は検索結果や平均掲載順位などを見ることで確認可能ですが
「②広告の品質が一定基準を超えている」はブラックボックスの部分もあるため確認ができません。
もし、広告が1位掲載されているのにも関わらず、最大クイックオプション数が表示されていない場合は
広告の品質が低いことが考えられるため、対応策としては例えば下記事項を検討する必要があります。
- 広告グループの「広告表示の最適化」を「最適化して配信」に設定する
- キーワードの自動挿入機能を活用する
- アドカスタマイザーを活用する
スポンサードサーチの広告の品質は、推定クリック率、表示URLの過去のクリック率、広告文と検索
クエリーの関連性など、複数の要素を加味して評価されます。
「広告の品質」は、広告やキーワードといった単一の要素ごとに定義されるものではなく、広告オークションに参加するたびに、以下の項目をはじめとした複数の要素を加味してリアルタイムに評価されます。
推定クリック率
当該広告(タイトル・説明文)がどれだけクリックされうるかという推定の値です。広告の過去のクリック数やインプレッション数の影響を受けます。
表示URLの過去のクリック率
その表示URLがどれだけクリックされたかという実績値です。
広告文と検索クエリーの関連性
広告が掲載される地域別の掲載実績(アカウント全体)
インターネットユーザーの検索クエリー
各種デバイス(PC、スマートフォン、タブレット)での広告の掲載実績 など
筆者の体感では「広告表示の最適化」を「最適化して配信」に設定しているアカウントは多い気がしますが
キーワードの自動挿入機能、アドカスタマイザーは未だ実装されていないアカウントが多いと感じます。
キーワードの自動挿入機能、アドカスタマイザーは、
クリック率、広告文と検索クエリ―の関連性の部分での向上が望めますので、
最大クイックリンクオプション数を表示させるためにも設定をお勧めします。
まとめ
クイックリンクオプションは使い方(どのページをクイックリンクに設定するのか、どんなテキストにするのか)で
パフォーマンス向上が期待できます。
今回のアップデートで広告領域が増えるため、更にクイックリンクオプションの重要性が増したと考えられます。
既にクイックリンクオプションをご利用中の方は追加を
まだクイックリンクオプションをご利用いただいていない方はこの機会にご入稿をお勧めします。