楽天市場のスマホサイトに裏技登録した固定ヘッダーなどを削除する方法

楽天スマホサイトの 固定ヘッダーなどが 使用不可になります

どうも、Web制作担当の西澤です。

以前、「楽天サイトの売上改善術:スマホ独自固定ヘッダー編」というブログ記事を書かせていただきましたが、楽天市場のスマホサイトリニューアルがとうとう実行される事となり、記事内で紹介した固定ヘッダー導入などが使用できなくなります。

そこで、既に登録されている固定ヘッダーをはじめとする裏技登録タグの削除方法をまとめましたので、削除マニュアルとしてお使いください。

楽天市場のスマホサイトがリニューアルされます

実際に店舗運営されている方はRMSに入った際の通知でご存知だと思いますが、楽天市場のスマホサイト(アプリも含む)がリニューアルされます。

2020年6月5日(金)時点で、本来利用できないHTMLタグの入力が検知された店舗には、RMS上に修正対応の案内メッセージが表示されているかと思います。

内容としては、「裏技登録で無理やり禁止タグ使っている店舗さんは、表示が崩れちゃうから早めに直してね」といったところです。なお、期間としては2020年6月中の対応が必要と記載されていました。

最悪、カートボタンに被って注文できない可能性も出てきますので、早めに対処しておきましょう。

なお、禁止タグをそのまま表示させておくことによって直ちにペナルティを受ける事はないようです。
(という事は、悪影響出たことを確認してからの対応でもいいのかも知れなゴニョゴニョ…)

RMSの仕様変更で禁止タグはどうなるのか

ネット上で見かけた非公式の情報ではありますが、禁止タグの扱いは以下のようになるようです。

  • 裏技で登録出来た「iframe」「js」「style」「link」などが登録できなくなる(エラーで保存ができない)
  • 裏技登録された状態で放置した場合は、これまで通り表示され続ける(表示崩れなどが起きる可能性がある)
  • 裏技登録された状態で放置した場合、ペナルティを受けたりすることはない(2020年6月確認段階)

裏技登録した固定ヘッダー用などの禁止タグを削除する方法

削除の方法はいたって簡単です。各登録エリアに記述された禁止タグHTMLを削除して保存するだけでOK!

問題は、外注などを使った場合に、担当者がどこにどう設定されているか把握していない場合ですよね。

ここでは、登録してある可能性の高い場所と記述の探し方を記載しておきます。

禁止タグが登録されている可能性が高い場所

  • 【1-2デザイン設定】>【スマートフォン デザイン設定】>【トップページ編集】
  • 【1-2デザイン設定】>【スマートフォン デザイン設定】>【商品ページ 共通パーツ設定】
  • 【1-2デザイン設定】>【スマートフォン デザイン設定】>【カテゴリページ 共通パーツ設定】

これらの場所は、カテゴリページや商品ページで共通で表示されるコンテンツを表示するエリアなので、固定ヘッダーや固定バナーなどの裏技登録がされている可能性が高いです。一度チェックしておきましょう。

裏技登録されている記述の探し方と削除方法

上記の編集画面を確認して、ブラウザの検索機能を使うと便利です。以下の文字列で検索してみましょう。
(ほとんどのブラウザで「Ctrlキー+Fキー」を押すと検索機能が使えます)

  • <link
  • <iframe
  • <script
  • <style 

これらの文字列で検索に引っかかった場合は、そのタグを削除する必要があります。

ここで注意しないといけないのは、該当するHTMLタグ全体を削除する必要があるという事です。

HTMLに慣れている人は大丈夫だと思いますが、あまり馴染みのない方の為にタグの範囲についてご説明します。

タグは「<」で始まって「>」で終わります。この始まりと終わりの<>の中に書かれた文字列ごと削除しなければいけません。

検索で引っかかった部分のみを削除してしまうと、それ以降の「***>」が文字として表示されてしまいます。

ここだけ注意して頂ければ難しい事はありません。

「<」から始まり「>」で終わるHTMLタグ全体を削除し、保存すれば対応完了です。

もしもHTMLに慣れていなくて不安な方は、固定ヘッダーなどの依頼を行った制作会社などにお問い合わせされることをオススメします。

以上、裏技で登録されたRMSから禁止タグを削除する方法でした!